コンサート後はいつだって拗らせ期
コンサート後はいつだってリア恋を拗らせる。
普段リア恋ではない友人ですら拗らせている模様で、私たちの間では“ミリヤ期”ともよんでいる。
某ミリヤさんの曲の
『どうして私じゃダメなの?どうしてこんなに好きなのに〜』という歌詞だけが無限リピートしている。
私はこんなにも好きで好きで、好きすぎてどうにかなりそうなのに、決して届かない。
彼はこちらを知らないし、私だって向こうのアイドル以外の部分は知らない。
それでも大好きでどうしようもない。
どうしたものかといつも思う。
私はアイドルの後ろ側を見たくなってしまう。
ゴシップとかそういうのでは決してなく、表には出さない葛藤だとか、感情だとか、そういうもの。
どんな思いを抱えて生きているのか、笑っているのか。
決して見せてはくれないし、見せないようにしてるのもわかっている。
こちら側がそれを知るのは、そこを抜けた後で、見せてもいいかと取捨選択されたもの。
アイドルとしての後ろ側に寄り添える人がいるならば、その寄り添える人になりたいと思ってしまっているんです。無理だけど。
公式アプリゲームの主人公ちゃんが心底羨ましいと思っているのは私だけなのかな…
『見た結果もっと好きになるのか、嫌いになってしまうのかわからないじゃん。だったら今のまま好きなところだけ見る方が良くない?』
そう友人に言われたことがある。
ごもっとも。
『それで仮にこの思いが変わってしまっても、そこを見たいんだよ私は…その経験すらできないのが悲しい』
頭おかしい。でも、私の素直な気持ち。
私が勝手に出会い、勝手に好きになり、勝手に拗らせているだけなんだ。
いつか、彼が見せてくれる光の部分だけで満足できるファンになりたい。
だからそれまでどうか、彼には変わらず沢山の人を幸せにするあの笑顔でいて欲しいと願い続ける。